登山家・栗城史多(くりきのぶかず)
登山家・栗城史多(くりきのぶかず)。
彼を知ったのは『カンブリア宮殿』というTV番組でした。
少年のようにきらきらと眩しい笑顔で夢を語るその姿に、
好感と共感を持ったのは、私だけではなかったと思います。
それからというもの、彼のエベレスト挑戦(冒険の共有)を陰ながら応援し、
そして見守ってきました。
そうした最中、まさかの訃報が。。。
とても驚き、そしてとても残念です。
しかし挑戦には始まりがあり、そして必ず終わりがある。
そして成功があれば、必ず失敗もある。
『成功』も『失敗』も『挑戦』であることに変わりはない。
彼が目指していた『エベレスト挑戦(冒険の共有)』に変わりはない。
彼の挑戦から、私たちはどんなメッセージを受け取ったのか。
たくさんのメッセージを受け取ったことは間違いありません。
それらのメッセージを私たちに送ることが、
『彼の挑戦』であり、『冒険の共有』だったと思います。
彼の訃報を受けて、『彼の冒険は無謀だった』とか『無謀な冒険を周りが後押しした』
などという記事も拝見しました。
しかし彼の挑戦は、成功だけを目指したものではなく、
『成功も失敗も、挑戦なくしてはあり得ない。挑戦することが今の時代には
とっても重要なことなんだよ。失敗を恐れてはいけないよ。』
というメッセージだったと思います。
だからこそ、彼は敢えて困難な登山(難ルート・無酸素・単独)を選択してきた。
成功が一番の目的ではなく、果敢にチャレンジする夢を共有したくて。
とっても不器用だけど、とっても純粋な人だったと思います。
彼の挑戦は決して失敗ではなかった。
しっかりとメッセージを送ってくれた。たくさん送ってくれた。
これだけははっきり言えます。
栗城さん、安らかに。 そしてありがとう。。。